社会学演習は2年生の前期に行われる、少人数のテーマ特化型演習科目です。1年次の授業では講義科目が中心ですが、2年次以降は、主体的な情報収集、および教員や周囲の学生との議論を通じて自らの関心あるテーマについて探求していく授業の比率が多くなってきます。社会学演習はそのスタートとして、文献の読み方や、レポートの書き方といったアカデミックスキルを半年間かけて涵養することを目的としています。

「社会学演習」と題した授業は10個程度開講されますが、履修できるのは1つだけです。全ての科目で担当教員、授業内容、スケジュールが異なります。演習内容を確認して希望する演習を選択してください。

Contents

1.社 会 学 演 習 の 内 容


濱本開講の演習では、私の専門分野である教育社会学分野を中心とした演習を行います。令和6年は、計量社会学の基礎スキル獲得を本授業の目的とします。

(教育)社会学には様々な研究方法がありますが、本演習では特に統計データを用いた探求の方法を身に着けることを目的とします。現代は「ビッグデータの時代」などの文言に代表されるように、多くの場面でデータを用いた議論・意思決定の重要性が認識されています。統計データは、社会を観察しその本質を見抜くためのツールとして非常に有用である一方で、その使い方を間違えると、誤った社会像をあたかも正しい姿のように錯覚させて見せる力もあります。世の中に氾濫するデータは、自身に都合のいいようにデータの「悪い力」を用いている例も多くあります。

本演習では、社会に関するデータを用いて、自ら手を動かしながらデータ整理方法、入手方法、分析方法などを中心に身に着けていくのに加え、計量的な手法を用いた社会学の基礎テキストを用いて、提示された統計データをどのように読みとり、さらにどのような批判的考察が可能かを考えていきます。

以下のような人は本演習の履修をお勧めします。

授業計画

  1. ガイダンス:レジュメの作法

  2. 計量社会学の準備

  3. 講読(労働・教育)

  4. 講読(階層・家族)

  5. 講読(都市・健康・医療・福祉)

  6. 講読(社会意識)

  7. 公的統計データの入手

  8. Rを用いた分析演習1

  9. Rを用いた分析演習2

  10. Rを用いた分析演習3

  11. 分析報告

  12. 分析報告

  13. 分析報告

  14. レポートのまとめ方

  15. レポートのまとめ方

履修モデル

本演習履修生に推奨する科目一覧を下記のリストに列挙します。履修は義務ではありませんが、本ゼミでの卒業論文執筆に必要な知識や有用なスキルは以下の科目群の中で学べますので履修済みであること、または同時履修することを強く推奨します。

2.演 習 エ ン ト リ ー


2年次社会学演習の募集は1年次の10月ごろより行われます。各自情報を確認し、期日までに希望する教員のゼミナールにエントリーしてください。

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レポート・研究計画等


濱本の演習の応募に際して事前提出のレポートや研究計画書等はありません。応募フォーム内に濱本の演習に応募する理由を記入する欄がありますので、そこに簡単な志望動機を記入してください。

その他(採用後)