社会調査士とは、一般社団法人社会調査協会↗が認定する、社会調査を適切に用いて世論や市場、その他社会の姿を正確にとらえることのできる「調査の専門家」を証明する資格です。複雑化する社会の実態を正確にとらえ、政策決定、マーケティング、その他さまざまな意思決定に役立てるには、適切に設計された調査によって得られるデータを適切に分析し、他者にわかりやすく伝える必要があります。社会調査士は、社会調査の企画、設計、実施、分析、公表に至るすべてのプロセスについて熟知し、その専門的知識を生かして、社会のさまざまな場面での活躍が期待されています。

社会調査士資格に必要な知識・スキルは下記のA~Gの7領域で定義されています。

資格を取得するには各領域に該当する授業を履修し、必要単位をそろえたうえで大学卒業とともに社会調査協会へ資格申請書を提出する必要があります。また、一定の条件を満たせば、卒業前に社会調査士資格の取得見込み証明である社会調査士キャンディデイト資格を取得し、就職活動などに役立てることもできます。

日本大学文理学部社会学科では、社会調査士資格の資格取得要件科目を開講しています。社会調査協会のルールでは、A~G科目のうちE科目とF科目はどちらか一方のみを選択することが許されていますが、日本大学文理学部社会学科で社会調査士資格を取得するには、A~Gを全て履修する必要があります。またそれぞれの科目に履修条件などがありますので、履修に際しては学科の連絡やシラバス等を必ず確認してください。

開講科目一覧(日本大学文理学部)

調査士資格科目一覧

履修に当たっての注意

<aside> ☝🏻 C「データ分析演習」(2年次)は事前エントリーが必要。これを忘れると翌年度履修もできない

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<aside> ☝🏻 G「社会調査実習」は事前エントリーは不要だが、2年次終了時点でA~Dまでの科目をすべてそろえる必要がある。

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