ゼミナールは3年次・4年次に開講されます。2年生までの勉強で自身の興味関心を絞ったうえで、社会学科の教員の中から1人を選択し、その先生の指導の下でより専門的な内容を勉強します。3年次にゼミナール1(前期)と同2(後期)を履修し、4年次にゼミナール3(前期)と同4(後期)を履修しますが、この間に教員の変更はできませんので慎重に選択してください。2年次の10月ごろに希望調査を行います。必ずcomits2を確認し、教員の専門分野やゼミの進め方などを確認して最も希望する演習を選択してください。
Contents
濱本のゼミナールは、教員の専門分野である教育社会学、または数理社会学に関するテーマで開講します。研究手法は統計学、または数理社会学の手法を用いた研究を行います。履修生は教育に限定せず、労働、格差、家族、社会意識、人口、社会心理・・・など様々な領域から自身の関心のある研究テーマを設定し、ゼミ内での議論を通じて卒業論文の執筆を目指します。
本ゼミを履修し終えることにより、データ分析に最低限必要なプログラミングスキルや得られた数値結果の読み取り方が身につくほか、データを用いた論理的・理論的な議論の心得や教育や格差を含めた社会的な問題について、科学的な検証方法を提示できるようになることが期待されます。
ゼミ1~4でそれぞれのテーマについて議論を深め、卒業論文を42,000~56,000字程度(1,400字詰原稿30~40枚)で執筆し提出します。本ゼミは卒業論文を執筆することを想定した内容ですが、卒業論文を執筆しない予定の人も選択できます。
<aside> 🅰️ 卒業論文を執筆する人
卒業論文執筆に必要な分析方法(ソフトウェアを用いた多変量解析、社会学的数理モデルの作成など)を学習します。研究方法を身に着けたうえで、関心のある社会学的なテーマについて、現象の観察、先行研究の収集・批判的検討、仮説の設定、データの収集・分析等、一連のプロセスを通じて、卒業論文に必要な材料を準備します。卒業論文のテーマは、統計・数理のいずれかの方法を用いれば、教育に関するもの以外でも、社会学的に興味深いテーマを選択できます。 どうしてもテーマが思いつかない人は、教員の研究内容の一部をテーマとして取り組むことも可能です(ただし大学院等への進学を予定している人はこの方法でのテーマ設定はできません)。
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<aside> 🅱️ 卒業論文を執筆しない人
卒論執筆者とともに分析方法(ソフトウェアを用いた多変量解析、社会学的数理モデルの作成など)を学習します。また、教育に関する様々なデータのうち、学術的価値が高いにもかかわらず電子化されていないものを収集・整理し、電子化した上で小規模のレポートを作成します。
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<aside> 📍 POINT
研究対象は教育・格差以外もOK
研究方法は統計学か数理社会学
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以下のような人は本ゼミの履修をお勧めします。
本ゼミ生に推奨する科目一覧を下記のリストに列挙します。履修は義務ではありませんが、本ゼミでの卒業論文執筆に必要な知識や有用なスキルは以下の科目群の中で学べますので履修済みであること、または同時履修することを強く推奨します。
こちら から過年度の卒業論文のタイトル、および要旨を公開しています。